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でんすけの訪問?(2)

私の布団カバーをもみもみするでん 目を覚ましたのは、タマの、いつになく異様な鳴き声のせいだった。

 その日、私は、タマが暮らす方の家にいた。明け方にタマが「お腹空いた~」と声を上げるのはいつものことだが、その日は、なんとも言えない、今まで聞いたことも無いような警戒したような、だれかを呼ぶような声で何度も鳴いた。

 まるで「だれか猫が尋ねてきたぞ!」と人間達に告げるかのように。

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キチが訪ねて来た?

「どうしたんだろう? 知らない猫が、外にいるのかな」
「もしかしたら、久方ぶりにキチが訪ねて来たのかもしれない」

 ・・・私は半分、寝ぼけた頭でそんなことを考えた。時計を見るとまだ5時前。タマの様子を見に行こうと思いながら眠気に勝てず、起き上がれないままもう一度、眠りに落ちた。

ちょうどでんの命日だった

頭に何かのせられても気にしない 次に起きたときには朝7時を回っていた。そして、ハッとした。その日は9月19日。ちょうどでんの命日だったのだ。

 タマの奇妙な鳴き声は夢ではなかったらしく、家人も間違いなく聞いていた。やはり「だれか訪ねてきたのかと思った」と言う。

「でんが帰って来たのかな」

 私が言うと、家人はうなずいた。ちょうど翌日から、彼岸の入りだった。もしかしたらお彼岸の間、でんはこの家にいてくれたのかもしれない。
 毎日のように見た夢は「もうすぐお家に帰るよ」と、でんが教えてくれていたのかもしれない。


お彼岸で無くても

 でんやケフィが亡くなった後、夢でもいいから、影でもいいから、魂でもいいから、会いに来て欲しいと願った。たとえ幽霊でもいいから、ずっと一緒にいて欲しいと思った。

 でんやケフィの幽霊なら、ぜんぜん怖くない。肩に乗っけて歩けるならこんなに嬉しいことはない。お彼岸で無くても、いつも帰って来てくれたらいいのに。
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でんすけの訪問?

亡くなるちょうど1年くらい前のでんすけ 9月半ばくらいから、毎日のように、やたらとでんすけの夢を見た。

 起きたときに嫌な感じを覚えたことは無いので、たぶん楽しい夢だったのだと思う。タリやケフィが一緒だったこともあった気がする。内容は覚えていなくても、たとえ夢であっても、またでんに会えるのなら、それは幸せな体験だ。

 ところが残念なことに、毎日のように見たその夢のほとんどを覚えてない。「でんがでてきたなー」ということしか、記憶に無いのだ。

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ミーちゃんも登場
私の布団の上で眠るのが好きだったでん 唯一、覚えているは、「まだ再開発前の商店街(らしき場所)を私が歩いていたところ、道の横に建っていたアパートの2階からミーちゃんが降ってくる」という夢だ。

 夢のなかで、私はびっくりしてミーちゃんを抱き上げた。すると、ミーちゃんは木造アパートの2階部分の窓に向かってジャンプ。何度かチャレンジするが、ジャンプ力が足りず、うまく飛び乗れない。

「ミーちゃん、もう年なんだからあんな高いところまで飛べないんだよ。気を付けないと車に轢かれちゃうよ」

 私はそう声をかけると、ミーちゃんを抱っこしてアパートの入り口がある坂の上まで歩いて行った。


ミーちゃんと遊んでた?

 するとアパートの前が空き地? 駐車場? のような広がりのある場所になっており、そこにでんすけがいた。それから、まったくだれだか心当たりが無いのだけど黒いミニチュアダックスもいた。

「なーんだ、でん。こんなところでミーちゃんと遊んでたの?」

 そう声をかけると、でんすけは、私の方に悠然とした足取りで近寄ってきた。生前のでんと同じだ。私は抱いていたミーちゃんを下ろし、気を付けるよう一声かけてから、今度はでんすけを抱き上げた。

 それから、私は商店街の人たちに、今日あった出来事を話した。そしてみんなで、「もうミーちゃんの身体能力も衰えてきたから、みんなで気を付けてあげなきゃね」と話合ってるところで、目が覚めた。
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メリーゴーランドから飛び降りる(2)

両手で容器を抱え大好きなヨーグルトを食べるケフィ これから10年以上も命を預かるわけだから、そう簡単にはいかない。しかも、心配な要素、どうなるか分からない不確定要素はたくさんある。ケフィを迎えたときよりもいっぱいある。

 いろんな意味でリスクの小さい小型犬を迎えた方がいいのではないか。そして小型犬を迎えるのだったら、保護犬からという選択肢もありなんじゃないか。
 いやだけど、人間が年を重ねれば重ねるほどゴールデンと暮らすことは難しくなる。つまり、今、ゴールデンとの生活を諦めたら、もう二度とゴールデンと暮らすことはできない。

 それくらいなら、あまり元気過ぎないシニアのゴールデンを迎えるという手もある。だけどそうしたら、一緒に過ごせる時間がわずかになってしまう。ケフィを見送ったときのような思いは、できるだけ先送りにしたい・・・。

 だとするとやっぱり迎えるのは子犬のゴールデンということになるのか・・・。

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友人の言葉

重なり合って眠る姉妹 そんなぐるぐるが止められず、いったいどうしたらいいのか分からなくなる・・・というような話を、ラブラドールと暮らしている友人に話した。すると、こう言われた。

「ねぇ、いいかげんそのメリーゴーランドから降りたら。どんなに考えても、結局はゴールデンに戻ってくるんだし、これから人間の体力は落ちていく一方なんだから、だったら一刻も早くゴールデンを迎えた方がいいよね」

 この言葉が、ケフィのブリーダーさんへの電話を「思い立った」もうひとつのきっかけだった。


一大決心

 どんなに頑張っても、どんなに考えても、ゴールデンのところに戻ってきてしまう。ケフィと過ごしたように、山に行ったり、海に行ったりしながら、犬との人生をまた楽しんでみたいと、私は考えている。

 そう思うなら、若いゴールデンを選ぶしかない。そんなゴールデンについて行くためには、自分もできるだけ若い方がいい。

 だから私は、とうとうメリーゴーランドから飛び降りる決心をした!
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メリーゴーランドから飛び降りる(1)

ちょとカピバラ風? ここ一年間くらい、「犬といる生活」を夢想しながら過ごすようになった。おそらくようやく、ケフィの死を受け入れるところまで来たのだろう。

 もちろん今も、「ケフィがいてくれたら」「もしケフィが隣で笑っていたら」と考えることはたびたびある。けれども「それはもう叶わないこと」ということも、納得できるようになったみたいだ。その証拠に涙をこぼす回数は減った。

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保護犬の幸せのお手伝いも

 しかし、自分や家人の年齢や体力を考えると「もう一度、大型犬のゴールデンを迎える」というのはけっこう勇気のいることで、「もう少し小さめの犬の方がいいんじゃないか」とか「それなら、ゴールデンにこだわらず保護犬という方法もある」とか、考え続けてきた。

 保護犬・保護猫のサイトなどを見ると、辛い人生を生き延びてきた子たちがいっぱいいる。せめて第二の人生をのびのびと幸せに暮らして欲しいと願い、私のそのお手伝いができないだろうかと考えたりもする。

デニクロも心配

 この間、新しく家族になったデニクロも心配だ。少しずつ懐いてきているというか、少なくとも私と家人は「危険な人間ではない」と思うようになってはいるけれど、いまだに家庭内野良猫状態。

 そこにゴールデンの子犬がやってきたら、デニクロはパニックにならないだろうか。わずかながら縮まってきた人間との関係が、再びいっきに開いてしまいはしないだろうか。

でんすけでさえ

いつも隣り合って寝そべっていたでんとケフィ ケフィをはじめて見たときのでんの表情が忘れられない。

「もうこれ以上、目を見開くことはできない」というくらいまん丸の、びっくりした目でケフィを見ていた。
 子犬とはいえ、すでに自分の3倍近いサイズになっており、しかもエネルギーいっぱいに跳ね回るケフィを見て、「あの生き物は何!」と、驚愕している様子だった。

 それでもともに暮らすうちに、でんとケフィはいつしか固い友情? 家族愛? で結ばれ、お互いに無くてはならない存在へとなっていった。
 しかしでんは、ケフィが来る前から私と赤い糸で結ばれていた。そんなでんと、タモ網で捕まえるしかないデニクロを一緒に考えていいのかという心配があった。

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もぐらゴールデン

 今回、産まれたのは6匹。しかしそのうち1匹は、せっかく産まれたにもかかわらずオッパイの吸いが悪く、命を落としてしまったという。
 やはり食欲があるということは、生命力が強いということなのだろう(まさしくケフィがそうだった)。

 残ったのは、男の子が2匹と女の子が3匹。今のところ順調に成長しているそう。 
 
「見るだけでもいい」から

まだ人間のてのひらに乗るサイズ「見るだけでもいい」というので、とりえず女の子たちを連れて来てもらった。もしも、もしも、本当に万が一の話だけど、「迎えるとしたらケフィと同じ女の子」と思っていたから。

 そうして連れて来られた3匹は、まさにもぐら。まだ目も空いていないので鼻を鳴らしながらテーブルの上を右往左往している。
「サイズが分かるように」と、缶コーヒーや十六茶のペットボトルを配置して、写真を撮った。

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幸せな生活を思い描く

少し這いつくばってはまた眠る こんな小さな、這いつくばっている子たちがあと数週間もすればがっしりとした手足を持つようになる。今はつるつるした手触りだけど、1月もたてばゴールデンらしい飾り毛が生え、体中がもこもこになる。 

 まだ見えていない目はぱっちりと見開き、つぶらな瞳で見つめてくれるようになる。世話をしてくれる者としっかりと愛着関係を結び、極上の笑顔を向けてくれるようになる。

 そんな幸せな時間を、私また持つことができるのだろうか。ケフィではない犬とでも、またあのかけがえのない生活を送ることができるのだろうか。


ケフィの居場所はどこになる?

 そのとき、私の心のなかにいるケフィの居場所はどこになるのだろう。ケフィやでんを「一番!」と思ったままで新しい犬を迎えたら、その子の居場所はどこになるのだろう。

 もしかしたら、新しい子と一緒に、ケフィもでんも笑いながら、新しい毎日を楽しめるようになるのだろうか。
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このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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