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間遠になるキチの来訪

 その日、キチは戻ったもののご飯を食べて少しだけ寝そべると、すぐに猫窓から出て行ってしまった。

 翌日は大雨の中をずぶ濡れの姿で早朝(4時半頃)にやってきて、2Fで寝ている私に声をかけた。一緒に1Fへと下り、ご飯をあげると、またガツガツと食べ始める。

「キチ、ここにいていいんだよ。ここはキチのお家なんだから。人間がいるときはだいじょうぶだし、何かあったらタマと一緒に2Fに逃げたらいいんだから」

 そう、なでながら声をかけた。キチはときおり食べるのを止め、私の方を見つめた。話を聞いてるのか?

しばらくすると出て行ってしまう

クッションではなく床に寝転がるキチ しかしその日も、私が「もう一眠りしよう」と横になっている間にキチは出て行ってしまった。キチのクッションに寝た後(濡れたあと)があったので、少しは安心して眠れたのだろうか。

 さらにその翌日は、私が出かける支度をしているときにやってきた。ご飯を食べ終わると、クッションに乗ろうか乗るまいか、考えている様子だった。クッションの前まで行って手を伸ばしては引っ込め・・・また手を出す・・・を繰り返し、結局はクッションではなく床で寝始めた。

 ぐっすり眠っているようだったので、そぉっと出かけ、戻るとキチはいなかった。

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遠のくキチ

家出から戻った当初は毛づくろいもしてたけど・・・ その後は、朝と晩、もしくは朝だけとか夜だけやってきてはご飯を食べ、ほんの少しだけ「ごろん」とすると出て行ってしまう日が続いた。

 そしてそれが1日おきになり、最近は1~2日おきに、朝か晩のどちらかに来て、ご飯を食べると「ごろん」ともせず、出て行ってしまう。

 心なしかスリスリしてくることも減った。いったいキチに何が起きたのか。

 ついこの前までは「もうすっかりイエネコ!」になりつつあって、そろそろ抱っこも夢ではない気になっていたのに。
 ほんの少しの間に、キチの心がうんと遠くに行ってしまったみたいだ。

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キチが戻った!


 家出から4日目の朝、タマがすごい勢いで階段を駆け上がり、鳴きながら2Fの私の部屋へと飛び込んできた。寝ている私の上を飛んだり跳ねたり。
「寝てる場合じゃないぞ!」「早く起きろ!!」と言わんばかりだ。

 そして、ひとしきり飛び回った後、またダタダダッーーー! とすごい音と立てて1Fへと下りていった。

「いったいなにごと?!」と思って1Fに行くと、そこにはキチの姿が!!

やはり白猫に負けた?

一心不乱に食べ続ける「キチッ!! どこへ行ってたの! 心配したんだよ!」と叫ぶと、相変わらず「にゃぁぁぁ」と消え入りそうな声で返事をしながら、足下に寄って来てスリスリした。
 心なしかまた痩せたようである。

「ご飯食べようね。お腹空いたでしょ?」と尋ねると、また「にゃ」とほとんど口パクで返事。

 しかしご飯を入れてあげるとガツガツと一心不乱に食べ始めた。よほどお腹が空いていたのか。とっておきの猫缶をまるまるひとつあげたのにまだまだ腹が膨らまないようだ。

 そのキチの様子、さらには昨夜、キチを探して歩いたとき、真ん前のお家の門扉にあの白猫が乗っかってこちらを見ていたことから、「やっぱり白猫との戦いに負けたんだ」と確信した。どこかのお家でご飯をもらえていたという雰囲気ではない。

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猫窓を再封鎖すべきなのか

痩せて小さくなったキチ。 ・・・だとすると、本当はキチもお家に帰ってきたいのか? やっぱり猫窓は封鎖するべきなんだろうか。
 しかしその日も、キチは猫窓から入ってきた。そこを塞いでしまったら、キチが「帰ってきたのに入れない」とあきらめて、どこかへ行ってしまうなんてことにはならないだろうか。

 いや、そもそも前回のように猫窓を封鎖してもキチが自力でこじ開けて出て行ってしまうなら、塞ぐ意味はあるのだろうか???

 またまた頭を悩ませている。

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事情の変更?

日がな一日、玄関や猫窓を見つめてキチを待つタマ すっかりイエネコになりつつあったキチの家出。家を拠点に考えはじめていたとしか思えないのにもう三日も帰ってこない。
「もうこれはペットレスキューを頼むしかないのか」とも考えたが、万が一、キチの意思で出て行ったのだとしたら、探偵を使って連れ戻しても意味が無いことだ。

 そこで、キチが自らの意思で出て行った場合、どんな事情の変更があったかを考えてみた。思いついたのは次の三つ。

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考えられる家出の理由

からっぽのキチのクッションを寂しげに見つめるタマ(1)キチはやっぱり通い猫で、しばらくぶりに他のお家に行ったところ、そのお家の人があまりやってこなくなったキチを心配して閉じ込めた。

(2)タマよりも好きなガールフレンド猫ができて追っていった。

(3)人間がいないときに白猫にふたたび襲われ、かなり怖い思いをした。

(1)の場合、寂しいけれどキチがどこかで元気にしているならば受け入れざるを得ない。しかし、本当にそうなのかどうかは分からないのでやはりペットレスキューが適用になる。

(2)なら、熱が冷めればまた戻ってくる可能性もあるが、(3)ならかなり心配だ。ここのところ、白猫に襲われるなど怖い目に遭っても丸1日経てば戻ってきていた。
 それが三日となると「ここの家はかなり危険」と認識してしまったのかもしれない。

 ・・・となると、探偵を使って連れ戻してもまた出て行ってしまう可能性大だ。


キチが戻った!!
 
 「猫は飲まず食わずでも4日は生き延びられる」と聞いたこともある。逆に言えば「4日過ぎれば危ない」ということだ。

 キチが家出して4日目になる朝、「もうこれは再びペット探偵に依頼するしかない」と考えていたら、キチがひょっこり戻ってきた。

 最初に気づいたのは、キチの帰りを心待ちにしていたタマだった。
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キチの家出

私の布団を取り合うタマとキチ。今回はタマが布団のてっぺんに 猫窓を封鎖して数日後、夜中にキチが脱走した。

 猫が外から押しても動かないよう、大きなまな板を2枚重ね、漬け物石と4キロのダンベルを置いて侵入猫を防いだ。そして「タマやキチは、人間がいるときに外出させてあげればいいや」と安易に考えていたが、これらの障害物を押しのけてキチは外に出て行った。
 
 キチがどかした障害物を戻し、再び猫窓を封鎖したところ、キチはデッキや玄関からやってきて声をかけ、家の中に入って来るようになった。そんなことを何回か繰り返したある日、24時間近く帰って来なかった。

 その日から、キチの帰宅が不安定になった。そして帰って来てもご飯を食べるとすぐに「外に行きたい」と猫窓の前で意思表示して出ていってしまう。その様子を見ていて、封鎖を解除することにした。タマとキチの安全を守るための封鎖なのに、キチが家に寄りつかなくなってしまっては意味が無い。

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まる3日も姿を見せず

 ところが封鎖を解除した夜からまる3日、キチが姿を現さなくなった。以前は数週間姿を見せないこともあったキチだが、5月半ばくらいからはほぼ「家で暮らしている」猫になり、一日のほとんどを家の敷地内でタマと過ごしていた。

「一山越えた」と思った5月26日の猫窓開放! 後は、ときどき外に散歩に出るもののでんのおさがりクッションを陣取って爆睡し、人がいても平気で家のなかで毛づくろいするようにもなり、「これはもうイエネコになったんじゃない?」という暮らしぶりだった。

 だから猫窓を封鎖しても、いったん封鎖した猫窓を開放しても、「大丈夫だろう」とたかをくくっていたのだが、見事にあてが外れてしまった。

外から来る猫を受け入れるリスク

ついこの前までクッションで爆睡していのに・・・ 家出から3日目となる夜中、キチを探して近所を歩いた。「タリのこともこうやって探したなぁ」と考えていると、「もしかしてタリのように事故にでも遭ったのではないか」と、不吉な考えが頭をよぎる。

「ちょうどキチが顔を出すようになって1年。まさか『1年限定』で毛皮を着替えて会いに来たわけではないよね」
「家にやってくるコは不幸に見舞われることが多いのだろうか」
 ・・・そんなことを考えながら、必死になってキチの名前を呼び続けた。

 前にも書いたことだけれど、ふらっとやってきただけの、いてもいなくてもいいはずだった存在が、いつの間にかこうやって無くてはならない存在になってしまう。だから外から来る子を受け入れるのは、いつも怖い。

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猫窓封鎖

晴れた日にデッキで転がるキチ 猫窓を開放したのもつかの間。昨夜、再び封鎖した。

 私が不在だったさきおとといとその前の日、2日にわたって夜中に外から猫が侵入し、キチが追い出されるという事態が起きたのだ(タマは2階に避難し、難を逃れた)。

 1日目は、今までに無いほどの大声を上げて抵抗したキチに驚いたのか、侵入猫が去っていった。しかし2日目は、キチの方が追い出され、まる一日以上帰って来なかった。
 そして昨日の朝、弱々しい声で外から呼ぶキチが発見された。

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外猫侵入

1日の放浪のはてに戻ってきたキチ。よほど疲れたらしい キチが帰ってこなかったおとといの夜、夜中に私が探しに出ると、道を挟んだお向かいの塀に1匹、公園に2匹の猫がいた。
 みんなこっちの様子をうかがっていることから、我が家に侵入した猫たちと目星がついた。

 そして予想通りではあったが、何度か家人が目撃したというあの親子連れの猫たちだった。タリが亡くなり、キチが現れたのと前後して、何度かやってきて、以前も猫窓から侵入した子たちである。

 でんすけの面影を宿した白地に黒ブチ模様の母猫と足だけが白いタリ似のソックス柄の黒猫、そして少しだけミーちゃんと似た茶白。
 前はもう一匹、ミーちゃんにとてもよく似た三毛もいたのだが、今回は姿を現していない。だれか人間に飼われたのならいいが・・・。


先住の子たちを守りつつ

 みんなかわいい子たちだし、どの子も我が家と縁のあった猫たちと似ている。キチとタマを脅かさないのなら、デッキで過ごしてもらって、そのうちもう一軒の家のほうに連れて行ってもいいと思っているのだけれど、今はひとまずタマとキチの安全が第一だ。

 仕方無く猫窓を封鎖し、しばらく様子を見ることにした。

「みんな共生を」とは言わない。先住の子たちが追い出されるような事態は避けつつ、新しい子にも幸せを配る方法は無いものか。

 また頭を悩ませる日々だ。
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このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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