FC2ブログ
ホームにもどる

大々的な猫保護作戦(2)

 自治体への申請から受理の通知をもらうまでにゆうに1月以上はかかったし、さらには受け入れ病院を見つけるのにも骨が折れた。

 自治体がくれた「飼い主のいない猫の保護活動の協力病院一覧」には載っかっているくせに、実際に電話をすると「うちの病院はあまりやってない」とか「院長がいないと分からない」とか「事前の検査で避妊・去勢が可能な体調かの確認をさせてもらう」(人慣れしてない猫を二回も捕まえるなんてできるわけない!)などなどと、けっこうな確率で言われる。

 明確に断る病院は多くは無いが、「それって暗に『野良猫は連れて来るな』ってことじゃない?」という反応をする動物病院は少なくない。

 ようやく対応のいい病院を見つけた! と思ったら、我が家の都合が良い日が定休日なんてことも。

2月5〜7日に決行

神妙に捕獲器のなかで過ごす そんなこんなで手間取り、ようやく保護の日取りが確定したのは1月半ば過ぎ。決行は2月5~7日となった。

 相談員さんによると「一度、捕獲器に遭遇するとその後、警戒する猫が多いのでなるべく一気に、一回で大量に捕まえるのが得策」とのこと。
 捕獲日当日、我が家には新聞紙にくるまれた捕獲器が、なんと8台も運びこまれた。

クリックで拡大

5匹が“お縄”に

リリースされる前の猫たち 理想は猫の通り道になりそうなところに分けて置くことなのだそうだが、あいにく近隣に協力してくれる家が無く、我が家の狭い庭にところ狭しと捕獲器が置かれることになった。

 何台もの捕獲器が並んでいる姿はなかなか壮観だった。たまたまやってきたAmazonの宅配業者が「これはいったい何のためのものですか?」といぶかしげに尋ねていったほどだ。

「こんなに並べて置いて、ひっかかる猫なんているのかなぁ」と不安に思っていたのだが、なんとなんと!! 捕獲器を置いた直後に4匹が、さらに夜中に1匹が、見事5匹が“お縄”となった。

にほんブログ村 猫ブログ 猫 思い出・ペットロスへにほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ

大々的な猫保護作戦(1)

 1月末からとにかく忙しいことが続いていて、まったくブログの更新もできなかった。その「忙しいこと」の理由のひとつが、大々的な猫の保護作戦である。

 自治体の動物相談員(以下、相談員)さんの助言のもと、デニクロを捕獲したことはすでに書いた。その後、正式に自治体の助成金を申請し、我が家にゴハンを食べに来ている他の猫たちも保護することにした。

リリースという選択

庭先に並べられた捕獲器 しかし我が家にゴハンを食べに来ている猫は、毎日必ず来るコが5匹程度、たまーに来るコが3~4匹と推定された。この数だと万が一、全員保護できたとしても、家の猫になってもらうのは難しい。

 そこで今回は「捕まえて検査やワクチン、去勢・否認に耳カットをしたらリリースする」という選択をした。

 相談員さんと本格的に話を始める以前、デニクロが我が家にやってくる以前は「数匹ずつ保護して、人間に慣らし、飼い主を見つける」ことを考えていたが、デニクロの家庭内野良猫状態や、「数匹ずつ捕まえる」ことの難しさを悟り、現実的な選択をせざるを得なかった。

クリックで拡大

捕獲に要するのは3日間

おいしいゴハンにつられて、入る猫がいるのか? 猫保護作戦を実施するには、我が家のメンバーのだれかが保護猫を中心動ける日が3日間なければならない。
 1日め捕獲、2日め病院へ搬送、3日め病院から連れ帰るということが必要なのだ。

 もちろん、3日間まるまる空いてなくていいのだが、捕獲は夜、病院搬送は午前中から午後イチにかけて、引き取りは午前中にすることが多いから、けっこう仕事や生活が制約される。


事前準備が必要

 しかも動物病院の温度差もいろいろで、受け入れ病院を見つけるのも手間がいった。こちらが勝手に保護を決めても、手術してくれる病院がなければダメだ。

 まとめると助成金を使った保護のためには、①自治体への申請(何匹、どんな模様の猫を捕獲するか)、②申請受理の通知、③受け入れ病院の確保・予約、④連れて行く人間たちの予定の確保、⑤捕獲器の確保 という事前準備が必要なのだ。
にほんブログ村 猫ブログ 猫 思い出・ペットロスへにほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ

野良さんのプライド

礼儀正しくゴハンを要求するデニ デニとクロは、相変わらず“家庭内野良猫”生活を続けているが、少しずつあちらから距離を詰めてきてもいる。たとえば、

①デニのほうは、私がキッチンに立っていると「だるまさんが転んだ」よろしく近づいてきて、足の匂いをかいだり、履き物に猫パンチを加えたりすところまでやってきたりする。
②お腹が空くと、デニは50センチ程度のところ、クロは2メートル程度の距離まで近づいてきて、礼儀正しく三つ指をついて「お腹が空きました」と告げる。
③先日などは、よほどお腹が空いていたのか、ゴハンを用意していたカウンターにデニが飛び乗ってきて、私の手元すれすれのところでじーっと見つめていた。

 というようなことがある。

クリックで拡大

本当は人間を怖くない

いつもデニの後ろに隠れるようにしているクロ そして最近は、あまり家人を怖がっているようには見えない(お客さんは怖がるけど)。

 人間が夕飯を食べていると、たいがいはキッチンと隣接した和室でとっくみあいの喧嘩をしたり、ブラインドの紐にじゃれついたり、押し入れの戸を開けようと頑張っていたと、かなりのびのびと遊んでいる。

 デニクロのブームは、筆をしばりつけた棒状のおもちゃにじゃれることなのだが、夜になると「これにじゃらつかせろ」と、おもちゃの前に座って待っている。

 座敷では腹を出してくつろいだり、椅子の上でうとうとしたりもする。

「本当はもう人間が怖くないのでは?」とも思うし、「本当は人間に甘えたいのでは?」と思う瞬間も増えた。


イエネコにさせられたおとしまえ

 が、ふたりにはどうも「自分は外猫だった!」というプライドがあるようだ。

 近づくとシャッーと声を上げたり、冷蔵庫やエアコンのなどの高いところにいると、耳を伏せてとりあえず威嚇する。
 まるで「人間になんか懐いてやるもんか」、「ちょっとやそっとじゃ懐かないからね!」とでも言いたげに。

 自由を奪われ、むりやりイエネコにさせられたのだ。それなりの落とし前をつけなければならないのだろう。
にほんブログ村 猫ブログ 猫 思い出・ペットロスへにほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ

家庭内野良猫

 デニ・クロがケージから出て、はや1月以上が過ぎた。
 にもかかわらず、2匹はいまだ“家庭内野良猫”をやっている。

近寄ってくるようにはなったが

 人間と距離があるときには、2匹で相撲を取ったり、抱き合ったり、部屋の中を駆け回ったり、体を伸ばしてくつろいでいたりするし、デニの方は「だるまさんが転んだ」状態(人間が振り返るとぴたっと立ち止まる)で、人間の後を付いて歩いたりもする。

 デニは、かなり食いしん坊らしく、お腹が空くと人の手が届く範囲にまで近づいてきてちょこんと座り「お腹空きました。何かください」とアピールもする。

 それに気をよくして、人間側がアクションを起こそうものならたいへんだ。逃げ出すくらいならいいけれど、下手に手を出したりすると鋭い爪でひっかいてくる。今日も家人が負傷したばかりだ。

隙あらば逃げる

「隙あらば逃げだそう」というのも相変わらず。
 先日、デニはいつもいる1階から抜け出し、2階の書斎で一晩を明かしていた。クロはいつでも隠れられそうな場所を探してはさまよい、ここのところ人間の朝は、クロの捜索から始まるのが日課である。

 ある日は、天井近くに取り付けられたエアコンの上に、ある日はキッチンのファブリック類がしまってある引き出しの中に、ある日は押し入れの中に、クロは隠れていた・・・という具合で、「どうにかして人目を避けよう」と日々努力を重ねている。

ちょっと家族を受け入れ始めた?

一緒に冷蔵庫の上に避難中 しかしそれでも「すこーしだけ、家の者に懐いてきたのかな」と思われるエピソードがあった。
 年末年始、友人らがどやどやと尋ねて来たのだが、その間は忍者のごとく身を隠し、気配すら見せなかった。さらに来客が去った後も、丸二日間ゴハンを食べようとしなかった。

クリックで拡大

来客が去った後、食器棚の中に隠れたデニ ・・・ということは、「少なくともいつも家にいる人間は無害である」と少しは理解し受け入れ、それなりにのびのびと暮らし始めたとも言える。

 早く“家庭内野良猫”を卒業してくれるといいのだが。

にほんブログ村 猫ブログ 猫 思い出・ペットロスへにほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ

私ができる小さなことを来年も続けていこう

2017年元旦のお散歩から戻ったケフィ ここ数年、クリスマスからお正月にかけては、いちだんと寂しい気持ちになる。でも、それもしょうがない。それだけの理由が私にはあるのだ。
 
 この時期は、ゆめの命日が過ぎて、ケフィの誕生日が終わり、1月4日はケフィの2回目の命日がくる。その間にも愛馬・アサクサの命日(1月1日)があり、ケフィの先住犬・りゅう(1月5日)の命日もある。

 よくもまぁ、これほど同時期にみんなお星様になったものだとは思うが、よく考えれば人間に時間ができる年末年始休みの間に、お空に旅立って行ってくれた孝行娘・息子たちに恵まれたとも言えるかもしれない。

クリックで拡大

デニ・クロとキチ

お腹を出して気絶したように眠るキチ 今年は、ひょんなことから保護猫活動をはじめることになり、片方の家では新しい家族デニ・クロを迎えた。

 デニ・クロの件で手一杯だったため報告ができなかったけれど、もう一方の家の通い猫・キチは、一匹狼猫との決闘(9月末)のすえ、2カ月以上、姿を現さなくなっていた。本格的な冬到来で、その身を案じていたところ、2週間ほど前から“ツチノコ”のように膨らんだ姿で再び通ってくるようになった。

 その立派なお腹周りを見る限り、どこかでゴハンはもらえているらしい。が、我が家の座布団で爆睡する姿を見ると、やっぱり外猫生活なのかなぁとも思う。


ミーちゃんの意思を継いで

 キチにとって、どうしてあげるのがいちばんいいのか。結局、今年も結論は出なかった。

 それでもまぁ、少なくともキチにとって我が家は居心地のいい安心できる基地になってはいるようだし、我が家もキチが現れると幸せを感じられる。キチは私たち家族にとって吉(幸福感)をもたらしてくれるかけがえのない存在になった。

 来年はデニ・クロの姉弟たちも保護する予定で、キチと一匹狼は実は犬猿の仲のよう。今後、我が家の猫模様はいったいどんな展開を見せるのか。予測不能ではあるが、とにかくみんなができるだけ幸せになれるかたちを探していこう。

 ミーちゃんの意思継いで、私ができる小さなことを来年も続けていけたらいいな、と思う。 
にほんブログ村 猫ブログ 猫 思い出・ペットロスへにほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ
ブログリニューアル
このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
ブログについて
さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
プロフィール
カテゴリ
本 (8)
RSSリンクの表示
迷子のミーちゃん
迷子のミーちゃん表紙
先生と迷い猫
先生と迷い猫
ブログランキング
にほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ
にほんブログ村 猫ブログ 地域猫へ
にほんブログ村 猫ブログ MIX三毛猫へ
月別アーカイブ
02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  10 
検索フォーム
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
カウンター
最新記事
ページへ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク
QRコード
QRコード