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一匹狼猫との約束

久々とは思えないくつろぎぶりのキチ 20日ぶりに顔を出したキチは、その後はほぼ毎日、来ないとしてもわずか1日くらい顔を見せないだけだ。
 3週間近いブランクが嘘のように懐っこく、座敷の奥の人間用座布団で仰向けになって昼寝をしたりしている(写真)。

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一匹狼猫が先導猫?

 そしてやはり、あの一匹狼の白黒猫も毎日のようにやってくるのだが、キチが来ない日は、一匹狼猫も来ない。

 ・・・と言うより、まずは一匹狼猫が先に顔を出し、いなくなるとキチがやってくるということが多いので、我が家では「一匹狼猫が来たから、今日もキチは来るかな」と会話することが多くなった。

 キチが一匹狼猫に後を付けられているのか、それとも一匹狼猫がキチを先導しているのか。最近の様子では、どうやら後者のような気がしてきた。

あげるべきか、あげざるべきか

眼光鋭い一匹狼猫 20日ぶりにキチがやってきた前々日、長く姿を見せなかった一匹狼猫が我が家のデッキの手すりに乗って、こちらを見ていた。

「ご飯をあげるべきか、それとも見なかったことにするべきか」

 一匹狼猫と見つめ合いながら、私はたっぷり1分は迷った。
「これで一匹狼猫がデッキで暮らすようにでもなったら、キチは永遠に戻って来ないかもしれない」ーーそんな思いもあった。

 しかし一方で、「一匹狼猫がやってくるとキチが現れる」という不思議な法則が気になりはじめてもいた。それに一匹狼猫の、お腹を空かせているだろう、人間にひどい目に遭わされてきただろう警戒した様が哀れでもあった。


一匹狼猫に賭けてみる

「ここは賭だ!」

 私はキャットフードの入った入れ物を持ってデッキへと出た。一匹狼猫は慌てて公園の草むらに身を隠す。

「おいで、おいで。大丈夫。怖くないよ。ご飯をあげるから」
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災害列島の動物たち

昨年11月に訪れた北海道浦河町「ふれあいファーム」の馬たち 北海道では震度7の地震。関西では台風が大暴れ。日本中のあちこちで避難勧告だの、避難指示だのが続いている。

 人間はもちろんたいへんだが、動物たちもとってもたいへんだ。今、日本中のどのくらいの動物が、家族と離ればなれになってさまよったり、シェルター避難を強いられたり、置き去りにされたりしているのだろう。

 北海道地震のニュースで、ヘリコプターで救出された人たちが手荷物もほとんどない状態で地上に降り立つシーンを見たときは、

「この人たちにはペットはいなかったんだろうか」

 見た瞬間に、そう思った。

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もし、私なら

電気も復旧。馬も人もみんな無事だそう。 災害が起きるたび、「動物たちを置いて避難してください」と言われたら、私はどうするんだろうかと考える。

 震災のさなかで一緒にいても、動物たちに何もしてあげることはできない。私だけでも無事な場所にいったん避難し、状況が整ったら救いに行くというのは合理的な考えだ。

 いや、だけど・・・とも思う。そんな心細い時だからこそ、せめて一緒にいてあげるだけでも違うのではないだろうか、と。

 どっちが正しいとか、間違っているとかいう話ではなくて、極限の状態のなかでいちばん動物たちに負担が無く、人間も後悔せずにすむようにするというのは本当に難しい。


動物たちの無事を願う

 これだけの災害列島なのだから、動物たちも一緒に逃げられる場所と仕組みを社会としてつくるべきではないか。
「動物がいたら足手まといになる」と思う人もいるかもしれないが、それが人間でも同じように言えるだろうか。

 自分ではまだ歩けない赤ちゃんや、自分の世話ができない障害を持った人、認知症で寝たきりのお年寄り・・・そういう人たちを連れた避難は大変だ。だからと言って「避難の足手まといになる」なんて言う人がいるだろうか。

 対象が人間であれば、「それはどうにかするべきだ」とみんな思うはずだ。

 それなのに、相手が動物だと違うのだろうか。災害のニュースを見ながら、各地の動物たちが無事でいてくれることを願っている。
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不思議な法則

久々に戻ってきたらべったりくっついて離れない 明け方、タマがいつになく騒いで人間を必至で起こそうとしていたのは、キチが訪ねて来ていたからなのではないか。

「カタン、カタン」と猫窓が鳴っていたのは、台風の風のせいではなく、安全な場所に避難しようとしたキチが必死で窓にぶつかっていた音だったのではないか。

 もくもくとご飯を食べ続けるキチを見ながら、そんなことを考えた。

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想像は膨らむけれど

 ・・・だとすると、やはりキチに本宅は無いのか。しかし、20日ぶりにやってきたのにそれほど痩せた様子は無いし、毛艶も悪くはない。ご飯をくれるお家がいなかったらこんな体をしてはいないのではないか。

 もしかしたら、「お家」があるのではなく、ご飯をくれるボランティアさんのような「人」が来る場所を知っているのかもしれない。

 想像は膨らむが、いくら考えても答えは出ない。

一匹狼猫が来るとキチも来る

お尻を私の足に乗っけて眠りはじめた 謎は深まるばかりなだが、今回、ひとつだけ確信したことがある。

「あの白黒の一匹狼猫がやってくると、キチもやってくる」ということだ。

 以前も、数日戻ってこないキチを探していると、こちらをじーっとうかがっている一匹狼猫に出会うことがたびたびあった。その痩せた様子や百戦錬磨で傷ついた姿が哀れで、つい「キチのために」と持っていたご飯を一匹狼猫にあげてしまった。

 そうするとその翌日か翌々日に、なぜかキチは我が家にやってきた。


遭いたくない相手のはずなのに

 一匹狼猫は、おそらくキチにとって遭いたくない相手。一緒にやってくることはないし、万が一、顔を合わせるとキチはすごい声を出して威嚇する(一匹狼猫は王者の風格で「どこ吹く風」な感じ)。

 しかしふたりが現れるタイミングを考えると、どうしても連動しているように思えてならない。
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台風の明くる朝

 大型の台風20号が関東地方にも影響を及ぼした夜、キチの夢を見た。キチが来なくなって20日めになろうという夜のことだ。

 猫の声で目を覚ますと、私の布団下の物置スペースからキチが出て来た夢だ。
「キチ! こんなところにいたの!!」と声をかけると、キチはいつも通り「にゃ」とか細い声で応えた。
 私は布団から飛び起きて、家人に「キチが帰ってきたよ!」と声をかけた・・・ところで目が覚めた。

 鳴いていたのはタマだった。

 台風の風の音が怖いのか、それとも猫窓がカタンカタンと音と立てているのを警戒したのか、人間の枕元まで来て、何かを知らせるようにいつになく激しく鳴いていた。

閉じ込めておくべきだった?

久々に来てもやっぱりゴハンを食べる キチの夢を見たのは、「こんな雨風をキチはどこでしのいでいるのか。怖い思いをしていないか。お腹を空かせたり、ケガをしたりはいないだろうか」ーーそんなことを考えながら眠りについたせいだったのかもしれない。

 キチが最後にやって来た日、やはり捕まえて閉じ込めるべきだったんだろうか。しかしキチの様子からは、かわいがってくれる別なお家がありそうな気配もあった。

 だけどもし本宅があるのであれば、なぜキチは5~6月は、ほとんど我が家の猫として暮らしていたんだろう。もしかしたら、どっちのお家の方がいいかどうか考えていた最中に、我が家で白黒猫に襲われるなどの怖い目に遭って、違うお家のコになることを決心したのだろうか。

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キチがひょっこりやって来た!!

やせた様子は無いが食欲は旺盛 やはり猫窓を解放したことが良くなかったのだろうか。封鎖したままであれば夜中に入ってきた白黒猫にキチが襲われることはなかった。

 いや、しかしその後、戻ってきいたときにはキチ自ら猫窓の封鎖を破って外に出た。だとしたら、やはり封鎖し続けることは難しかったのかもしれない。

 もう一度、キチがやってくることがあったなら、そのときは捕まえるべきなんだろうか。それともやはり通い猫としてのキチを尊重すべきなのか。猫窓はどうしたらいいのだろう。

 考えても考えても分からない。そもそももう一度、キチに会えるのか?

 ・・・なんて考えていたら、キチがひょっこりやって来た!!

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キチが10日以上やって来ない

少しずつおしゃべりもするようになっていたキチ もう10日以上もキチがやってこない。去年の11月から12月の頃には2~3週間、まったく姿を現さないこともあったが、今年になってからこんなに長く来ないことはなかった気がする。

 最後に会ったのは8月4日の朝。前日の夜に続いてやってきて、ひとしきりご飯を食べ、毛づくろいをし、ごろんとして休んでから「網戸を開けて」と言うので、開けてやったところデッキへと出た。

 そしていつものようにデッキに置かれた水を飲み(家の中にも置かれているのだが、なぜかキチは外に置いてある水飲みがお気に入り)、どこかへ去って行った。

 とくに変わったところも見受けられなかった。人を警戒しているふうでもなく、私の足に絡みついたり、すりすりしていた。

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首輪を付けるかかなり迷った

毛づくろいのスピードが速すぎて顔が写らず。 あの日、キチに首輪を付けてみるかどうかかなり迷った。ご飯を食べている最中であれば、うまくやれば付けられるのではないかと考えた。
 最近は、ご飯を食べているときなら人間が座って撫でてあげても逃げるわけでもなかったので、「もしかしたら」と思ったのだ。
 
 でも、首輪を付けようとしたらびっくりし、また人間が怖くなってしまうこともあるかもしれない。驚いてご飯の途中で出て行ってしまったり、またしばらく来訪の足が遠のいてしまうというリスクもあった。

 そうやってぐるぐる考えているうちに、キチはご飯を食べ終わり、毛づくろいをはじめてしまった。


無事を願う

 今思えば、あの日、思い切って首輪を付けてみるべきだったのかもしれない。いや、首輪を付けただけでは意味は無かった。キチをかわいがってくれるお家があるのかどうかを確かめるには首輪に手紙を付ける必要がある。それは首輪を付けるよりもハードルが高い。
 まず首輪に慣れてもらって、しばらくしたら手紙を付けてみるつもりだった。

 そもそもキチ自身の意思でどこかへ行ってしまったのだとしたら、「この家には来ない」と決めたのだったら、首輪を付けられたとしても何の意味もないことだ。

 いったいキチはどこにいるのか。何事もなく無事でいてくれたらいいのだけれど。
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このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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