猫襲来!(2)
ほぼ毎日、真夜中から明け方にかけて、そのグレー猫はやってくる。雨が降っていてもおかまいなしだ。
猫たちの争う声が聞こえると、ケフィは吠えるし、でんすけもソワソワする。人間はどうしたって眠ってはいられない。
とりあえず人間が来る気配を感じると、いなくなるから、毎回、デッキに出てはタマ(写真)を守る日々が続き、おかげで寝不足も続いている。
グレー猫の身になれば
寝不足という点では、確かに非常に迷惑な話なのだが、グレー猫の身になってみると恨む気にもなれない。
グレー猫が走り去るときに、公園で立ち止まってこちらを振り返っているときがある。
「ここで決定的に脅しをかけておけば、もう二度と来ないのかもしれない」とも思うが、それがどうしてもできない。
暗闇に浮かぶシルエットから察するに、きっと野良ちゃんだと思うから。
もし私でも
もし、私がグレー猫の立場だったら、きっと同じようにタマのゴハンを狙う。雨が降っていれば部屋も奪う。
ここにくれば安全そうな寝床とゴハンが確実にあるのだから、絶対に毎晩やってくる。他の場所を探すよりずっと効率がいいと分かっているのだから・・・。
危険な考え
人間を警戒してグレー猫が飛ぶように逃げて行く姿も、「受け入れてくれるのかな」と立ち止まって見つめている姿も、なんだか切ない。
まだようやく成猫になったところくらいだろうし、ひとりぼっちはさみしかろう。
だからついつい「タマと共生できるのなら、もう一匹増えてもいいのにな」なんて、危険な考えを頭に浮かべては、追い払っている。
猫たちの争う声が聞こえると、ケフィは吠えるし、でんすけもソワソワする。人間はどうしたって眠ってはいられない。
とりあえず人間が来る気配を感じると、いなくなるから、毎回、デッキに出てはタマ(写真)を守る日々が続き、おかげで寝不足も続いている。
グレー猫の身になれば
寝不足という点では、確かに非常に迷惑な話なのだが、グレー猫の身になってみると恨む気にもなれない。
グレー猫が走り去るときに、公園で立ち止まってこちらを振り返っているときがある。
「ここで決定的に脅しをかけておけば、もう二度と来ないのかもしれない」とも思うが、それがどうしてもできない。
暗闇に浮かぶシルエットから察するに、きっと野良ちゃんだと思うから。
もし私でも
もし、私がグレー猫の立場だったら、きっと同じようにタマのゴハンを狙う。雨が降っていれば部屋も奪う。
ここにくれば安全そうな寝床とゴハンが確実にあるのだから、絶対に毎晩やってくる。他の場所を探すよりずっと効率がいいと分かっているのだから・・・。
危険な考え
人間を警戒してグレー猫が飛ぶように逃げて行く姿も、「受け入れてくれるのかな」と立ち止まって見つめている姿も、なんだか切ない。
まだようやく成猫になったところくらいだろうし、ひとりぼっちはさみしかろう。
だからついつい「タマと共生できるのなら、もう一匹増えてもいいのにな」なんて、危険な考えを頭に浮かべては、追い払っている。
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