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気になる猫(2)

シャンプーで毛並みが乱れて不機嫌なでんすけ ところがその日の夕方、犬の散歩に出ようとしたところ家の周囲がにわかに騒がしいことに気付いた。

「なんだろう?」と、デッキに出ると小学校低学年から高校生くらいまでの子どもたちがわらわらとわが家の周囲を取り巻いている。

「あ、そっち行ったー」
「ここから声がするー」
「尻尾が見えたよー」

 そんな会話を交わしながら。

 私の姿を見つけると、最年長らしき女の子が子猫を抱いて近づいてきてこう言った。

「あの、このコの兄弟猫がこの家のデッキの下に入ってしまったみたいなんですけど、探してもいいですか?」

 やっぱり! 子猫の声がしたのは気のせいではなかったのだ。
「どうぞ、どうぞ。自由に入ってください」
 そう言って、散歩に出た。「どうか無事、見つかって連れて行ってもらえますように」と祈りながら。

※写真はシャンプーで毛並みが乱れて不機嫌なでんすけ

子猫の声、ふたたび

 小一時間ほどして散歩から戻ると、もう子どもはだれもいなかった。子猫の声もしない。
「無事、捕まえられたんだ」
 ホッとしたのもつかの間。夜、20時頃からふたたび子猫の声が・・・。

 懐中電灯を持って外に出る。おそるおそるデッキの下をのぞくとこっちを見ている小さなふたつの瞳と目が合った。

 こうなってはもう放っておくわけにはいかない。腹を決めて「おいで、おいで」と呼ぶが、一向に近寄ってくる様子はない。それどころか、じりじりと後ずさりしている。
 昼間、人間に追いかけられたのが怖かったのかもしれない。

 私がデッキの逆側に回り込むと、今度は家の境を超えて隣家の庭へと入ってしまった。

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気になる猫(3)

シャンプーの後のでん 結局その夜、捕獲することはできず。

 仕方ないので隣家の隅っこに「ごめんなさい」といいながら、缶詰とバスタオルをおかせてもらい、子猫に「ここで眠るんだよ。まだ夜は寒いんだから」と声をかけて自宅に戻った。

 夜中、公園からは切ない「みゃぁあ~」「みやぁあぁぁ」という子猫の声が響いていた。
 母猫とはぐれ、兄弟猫もいなくなってひとりぼっちになったのだから、そりゃあ心細かろう。


※写真はたたんである布団に潜り込もうとするでんすけ

世話をしてくれている男性が

 ところが翌朝、公園のはす向かいにあるアパートのベランダで日向ぼっこしている子猫の姿が・・・。
 近づくとベランダの窓ガラスがガラッと空き、ミルク皿を持った男性と目が合った。

「この猫、飼ってるんですか?」
 と問いかけると、男性は
「いや、母猫がこのベランダで子猫を生んだんだみたいなんだけど、育児放棄してどっかに行っちゃったんだ。かわいそうだから世話している。昨日まではもう一匹いたんだけど・・・」
 と言う。

 なーんだ、そうだったのか!
 ホッとして昨日の子猫捜索の話をかいつまんで伝えると、男性は
「じゃあ、子どもたちのだれかが引き取ってくれたんだ。よかった」
 とひと言。

 それから気にして見ているとベランダ周辺を駆け回っている子猫の姿を目にすることがあり、
「けっこう幸せに暮らしているんだ」
 と、一安心。

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気になる猫(4)

写真は箱から飛び出そうとするタマ
 それからしばらくして、タマが公園にやってきた。そのせいもあって、くだんの子猫のことはすっかり忘れていた。
 次に子猫のことを思い出したのは、タマと一緒に遊んでいる姿を見かけるようになってからだ。

 その後の様子は「気になる猫」の一回目に書いた通り。なんだかちゃんと世話してくれる人がいないような雰囲気になっていた。

 気になったので世話をしてくれていた男性がいたアパートの一室を見に行ったら・・・。


※写真は箱から飛び出そうとするタマ

男性が転居?

 部屋の表札ははがされ、ポストにはガムテープが貼ってあった。転居してしまったのかもしれない。
 ・・・ということは、あの猫はいったいどこでゴハンを手に入れているのだろう?

 タマにゴハンをあげようとデッキに出て行ったときなどに、じーっとこっちを見つめている姿などを何度か見たので、とてもとても気になってしまう。

「このコにもゴハンをあげようか? でも、そうするとまた家にいついてしまうかも・・・」

 そう迷いながらも、何度かゴハンを持って近寄った。が、今のところあえなく振られることが続いている。

「もし、タマが家猫になる日が来たら、今度はこのコを外猫にしてあげよう」そんなことを思いながら、愛犬の散歩のたびについその姿を探してしまう。

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殺処分0を目指して!

子犬 犬や猫の殺処分0を目指す「ちばわん」とリンクを貼りました!
 
「ちばわん」の設立趣旨を見ると、

1、繁殖に反対しています
2、不妊・去勢手術の推進をしています
3、行き場のない犬猫の家族探しをしています

 と書いてあります。

「現実を直視しなくちゃ」とは思うけど、辛くなりすぎてしまってなかなかホームページ全部は見れない。
 「どのコも、このコもみんな引き取って育てたい!」
 と思って、気持ちの収拾が着かなくなる。

 だけどそんな何かできることはないのかなぁと思う。


どのコにも「人間って信じられるんだ」という体験を!

 ・・・というのは、最近、老衰などで長年連れ添った愛犬や愛猫を亡くしたという話を良く聞く。
 中にはけっこう年配の方もいて、
「一緒に暮らせるコがいたらどんなにいいかとは思うけど、次のコも最期まで看取れるかどうか自信がないから」
 とつぶやいていたりする。

 そういう方に、たとえば「ちばわん」の預かりボランティアなどをしていただけたらどんなにいいだろうと思う。

 ほんの一時でも「人間って信じられるんだ」という経験を手に入れられたコとそうでないコは、絶対にその後の人生が違ってくるはずだから。
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ブログリニューアル
このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
ブログについて
さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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