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名前は「タリ」

一緒に散歩

 翌朝、あの白黒模様のコが気になって早朝に目が覚めてしまった。

 せめてものお詫びとして公園の茂み(よくいろんな猫がたたずんでいる場所)にゴハンを置いて回っていると、「にゃぁぁぁお!」と、どこかから聞き覚えのある声! 見回すと、あのパンダ柄のコが鳴きながらこっちに向かって走ってくる!

 その鳴きながら必死に走ってくる様子、模様、シチュエーション・・・すべてがデジャブな感じ。タマも家猫になるまで、何度も他の猫に追い出されてはこうして帰ってきた。

でんすけが贈ってくれたコ?

走り寄ってくるタリ「タリ!」

 私は、昨晩このコに付けようと思った名前を大声で叫んだ。するとパンダ柄のコは、すでに知っていたかのような顔で「んにゃー」と返事をした。

 不思議な猫だ。やっぱり、でんすけが贈ってくれたコなのかもしれない。

 自分亡き後、「タマひとりではとても自宅周辺の平安を守ることはできない」とでんすけは思ったことだろう。長年のパートナーを失ったケフィのことも心配だったろうし、何より私のことが気にかかっていたはずだ。

 そこで自分の代わりに贈ってくれたのが、このコだったのではないか?

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名前は「タリ」に決定!

 ・・・などなどと考えながら、パンダ柄のコの名前をどうしようかとネットに向かっていたところ、ぴったりのフレーズが見つかった。
 護符という意味を持つ「タリスマン」だ。

 調べると、お守りが「外からの邪悪なものを封じる」意味があるのに対し、護符には「身につける者の力をアップさせる」という意味があるらしい。

「タリスマン」では長くて呼びづらいので、「タリ」と呼ぶことにした。

 こうしてタリは、正式に我が家の猫になった。
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タリの謎(1)

ケフィと一体化したタリ 距離が近くなればなるほど、タリの謎は深まっていく。

 もちろん、ある日突然現れて、最初から家の中をのぞいたり、大型犬のケフィのことも怖がらないなど不思議なことは出会ったときからたくさんあった。

 その後も、ケフィにくっついて散歩したり、ケフィの部屋に入ってケフィのゴハン入れをのぞいたり、ケフィと鼻をつき合わせて挨拶したり平気でしている。
 すでに何年間もともに暮らしてきたかのような気安さだ(気にしないケフィの方もすごいけど)。

 そして、タマのこともぜんぜん怖くないらしい。タマが近くにいてもまったく気にしない。

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猫窓からの出入りもすぐにクリア

どっちがタマでしょう

 猫窓のつくりをすぐにマスターしたのもすごい。あのでんすけでさえ、人間が練習させて「怖くない」ことを学習してからでないと猫窓からは出入りしようとしなかった。
 でんすけ亡き後、家猫になったタマにいたっては、練習させようとしても怖がって逃げ回り、スムースに出入りするようになるまで数ヶ月を要した。

 ところがタリは教えてもいないのに、自分で「そこに出入りできる場所がある」ことを発見し、あっという間に自由に出入りするようになった。

人間との関わりがあった猫に違いない

 そしてとっても人なつっこく、現れた当初の無口ぶりが嘘のようにとってもおしゃべりな猫になった。人間が家にいると、一日中鳴いては声をかける。

 私が2Fで仕事をしていると、部屋の入り口まで入ってきては鳴き(たいてい私の周囲にタマがいるのでそれ以上は入ってこない)、明け方には家人の部屋の前で「ゴハンがないよ」と知らせる。

 左耳の先がV字にカットされていることからも、人間となんらかの関わりを持って生きてきた猫と思われる。
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タリの謎(2)

どっちがタリでしょう? そんなふうに物怖じせず、人間との生活に慣れているようなタリなのだが、人への警戒心は人一倍強い。

 私が帰宅すると、その気配を感じて迎えに出るのに一定の距離からは近づかない。

 家の中に入っては来るものの、人間の方から近づいていくと逃げてしまう。ミーちゃんもそうだったけれど、外へと通じるドアや窓がぜんぶ閉じられていると落ち着かないらしく、そわそわし出し、すぐに外へと出て行こうとする。猫窓から出入りできるにもかかわらず、だ。

 だが、猫窓から出入りし、ケフィの布団で寝ていたりもする。人間が起きてくると慌てて猫窓から出て行くのだ。

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アンビバレンツな猫

すりすり 外にいるときも激しく声をかけて呼ぶくせに、人間が出て行くと距離を取る。人間にくっつきたくてしょうがなくて、こっちがじーっとしていると寄って来て私の足にスリスリするくせに(写真)、私から何かアクションを起こすと慌てて逃げて行く。

 なでられたくてしょうがなさそうなのに、人がなでようとすると逃げてしまう。ことのほか抱っこされるのが怖いようだ。
 なんてアンビバレンツな猫だろう。

 
人なつっこいのに抱っこぎらい

「家の中で、人間に抱かれた状態で、よほど怖い思いをしたことがあるのかな」

 家人とはそんなふうに話している。

 本当ならば動物病院に連れて行ってひととおり検査をしてもらいたいし、いつも涙を浮かべているような右目の状態も気になる。

 でも、今はまだ難しそうだ。もう少し、関係性をつくって、「人間は怖くない」と思ってからでないとキャリーバッグに入ってもらったり、車で移動したりするのは厳しいだろう。

 人なつっこいのに、人を警戒している。タリの謎が解ける日はあるのだろうか。
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このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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