FC2ブログ
ホームにもどる

災害列島の動物たち

昨年11月に訪れた北海道浦河町「ふれあいファーム」の馬たち 北海道では震度7の地震。関西では台風が大暴れ。日本中のあちこちで避難勧告だの、避難指示だのが続いている。

 人間はもちろんたいへんだが、動物たちもとってもたいへんだ。今、日本中のどのくらいの動物が、家族と離ればなれになってさまよったり、シェルター避難を強いられたり、置き去りにされたりしているのだろう。

 北海道地震のニュースで、ヘリコプターで救出された人たちが手荷物もほとんどない状態で地上に降り立つシーンを見たときは、

「この人たちにはペットはいなかったんだろうか」

 見た瞬間に、そう思った。

クリックで拡大

もし、私なら

電気も復旧。馬も人もみんな無事だそう。 災害が起きるたび、「動物たちを置いて避難してください」と言われたら、私はどうするんだろうかと考える。

 震災のさなかで一緒にいても、動物たちに何もしてあげることはできない。私だけでも無事な場所にいったん避難し、状況が整ったら救いに行くというのは合理的な考えだ。

 いや、だけど・・・とも思う。そんな心細い時だからこそ、せめて一緒にいてあげるだけでも違うのではないだろうか、と。

 どっちが正しいとか、間違っているとかいう話ではなくて、極限の状態のなかでいちばん動物たちに負担が無く、人間も後悔せずにすむようにするというのは本当に難しい。


動物たちの無事を願う

 これだけの災害列島なのだから、動物たちも一緒に逃げられる場所と仕組みを社会としてつくるべきではないか。
「動物がいたら足手まといになる」と思う人もいるかもしれないが、それが人間でも同じように言えるだろうか。

 自分ではまだ歩けない赤ちゃんや、自分の世話ができない障害を持った人、認知症で寝たきりのお年寄り・・・そういう人たちを連れた避難は大変だ。だからと言って「避難の足手まといになる」なんて言う人がいるだろうか。

 対象が人間であれば、「それはどうにかするべきだ」とみんな思うはずだ。

 それなのに、相手が動物だと違うのだろうか。災害のニュースを見ながら、各地の動物たちが無事でいてくれることを願っている。
にほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へにほんブログ村 猫ブログ MIX三毛猫へ

一匹狼猫との約束(1)

久々とは思えないくつろぎぶりのキチ 20日ぶりに顔を出したキチは、その後はほぼ毎日来る。来ないとしてもわずか1日くらい顔を見せないだけだ。
 3週間近いブランクが嘘のように懐っこく、座敷の奥の人間用座布団で仰向けになって昼寝をしたりしている(写真)。

クリックで拡大
一匹狼猫が先導猫?

 そしてやはり、あの一匹狼の白黒猫も毎日のようにやってくるのだが、キチが来ない日は、一匹狼猫も来ない。

 ・・・と言うより、まずは一匹狼猫が先に顔を出し、いなくなるとキチがやってくるということが多いので、我が家では「一匹狼猫が来たから、今日もキチは来るかな」と会話することが多くなった。

 キチが一匹狼猫に後を付けられているのか、それとも一匹狼猫がキチを先導しているのか。最近の様子では、どうやら後者のような気がしてきた。

あげるべきか、あげざるべきか

眼光鋭い一匹狼猫 20日ぶりにキチがやってきた前々日、長く姿を見せなかった一匹狼猫が我が家のデッキの手すりに乗って、こちらを見ていた。

「ご飯をあげるべきか、それとも見なかったことにするべきか」

 一匹狼猫と見つめ合いながら、私はたっぷり1分は迷った。
「これで一匹狼猫がデッキで暮らすようにでもなったら、キチは永遠に戻って来ないかもしれない」ーーそんな思いもあった。

 しかし一方で、「一匹狼猫がやってくるとキチが現れる」という不思議な法則が気になりはじめてもいた。それに一匹狼猫の、お腹を空かせているだろう、人間にひどい目に遭わされてきただろう警戒した様が哀れでもあった。


一匹狼猫に賭けてみる

「ここは賭だ!」

 私はキャットフードの入った入れ物を持ってデッキへと出た。一匹狼猫は慌てて公園の草むらに身を隠す。

「おいで、おいで。大丈夫。怖くないよ。ご飯をあげるから」
にほんブログ村 猫ブログ 猫 思い出・ペットロスへにほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ

一匹狼猫との約束(2)

キチがずり落ちるとタマが座布団をゲット 私が手招きしながら声をかけると、まるで言葉を理解したように一匹狼猫がそろりと家の駐車スペースに現れた。
 
「ご飯をあげるから代わりにキチを連れて来てよ。キチがどこにいるか知ってるんじゃない? お願いだから、キチを連れて来て」

 そう言いながら近づくと車の下に身を隠してしまったが、黒く長い尻尾が揺れているのが見える。逃げるつもりはなさそうだ。

「私は行くから安心して食べていいよ。キチのことよろしくね。必ず連れて来てね」と、ご飯を盛った茶碗を置き、部屋に戻った。

 翌朝、茶碗は空っぽになっていた。

クリックで拡大

一匹狼猫も懐いてきた

ご飯を食べる一匹狼猫 翌朝も一匹狼猫はご飯を食べにやってきた。そして夜もやってきた。少しは慣れてきたのか、近づいても後ずさりするくらいで隠れはしない。

「ご飯食べる?」と話しかけると、その風貌からは想像できない高音のかわいらしい声で「にゃぁぁぁ」と応えた。
 
 そして、一匹狼猫に「キチを連れて来て」とお願いした夜から2日後、キチがひょこっと帰ってきたのだ。


人間の言葉を理解する猫

 そのときのキチの様子はすでに書いた通り。以来、一匹狼猫は約束を守ってくれている。たまに1~2日キチが来ない日があるが、「キチも連れて来るっていう約束だよ」と一匹狼猫に言うと、その翌日にはキチが顔を出す。

 かつて我が家に侵入してキャットフードやおやつを棚から引っ張り出すという離れ業をやってのけただけあって、一匹狼猫はやはり賢い猫なのだ。人間の言葉をきちんと理解して、約束まで守ってくれている。
 
 できればふたりが仲良しになって、キチはお家、一匹狼猫はデッキにというふうに落ち着いてくれるといいのだけれど。
にほんブログ村 猫ブログ 猫 思い出・ペットロスへにほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ

すべてのものには終わりがある

私の布団と毛布の間に挟まって眠るのが好きだったでんすけ 9月19日は、でんすけの命日だった。

 今もまだ、でんすけ独特の太い鳴き声や、ふわふわの白い毛、尻尾の感触やひざに乗ってきたときの重さなどをありありと思い出せるのに、でんと過ごした17年あまりの日々が昨日のことのように浮かんでくるのに、亡くなってもう3年が経ったのだ。

クリックで拡大

アサクサとケフィの思い出が詰まったクラブ

りんごを食べるアサクサ。ニンジンと柏餅の葉っぱも好物だった かつて愛馬アサクサ・ショウリを預けていた友人の乗馬クラブが今月末で閉まるという話を聞いた。
 ちょうど別件で近所に用事があったので、久々にクラブを訪ねた。アサクサがいたときには、ほぼ毎月ケフィを連れて訪れていた場所だった。

 すでに多くの馬は他の牧場やクラブに移送され、かつてアサクサが放牧されていた放牧場は草ぼうぼうになっていた。
 放牧場の外から、私が「アサりーん!」と呼ぶと、柵の際までやって来て私の顔や腕に顔をこすりつけて挨拶してくれたアサクサは、今はもういない。


ケフィもいない

 放牧場からアサクサを出すときに、ケフィと私の三人でよく写真を撮った。

 子犬の頃から馬を見て育ったケフィは、アサクサを怖がることもなく、私がアサクサの手入れをしていると「こっちに来て!」と、よく訴えた。私がアサクサに近づこうとすると、ケフィが私の脚にしがみついて引き留められたものだった。

 そんなケフィも、もういない。

風景はあの頃のままなのに

 放牧場から遠くへと視線を移すと、雲なのか噴煙なのか分からない白い衣をうっすらとまとった浅間山が見える。初めてこのクラブに来たときにも見た。アサクサとケフィと数えられないくらい見た。20数年来変わらない風景だ。

 周囲にはキャベツ畑が広がり、夕暮れ時になると赤みを帯びた太陽が木々を染めていくのも、あのときと一緒。
 あの頃の私は、この風景をもう見ることが無くなるなんて思いもよらなかった。アサクサやケフィやでんがいなくなってしまうなんて想像したこともなかった。

 だけどもう、だれもいない。すべてのもには、こうして終わりがあるのだ。
にほんブログ村 猫ブログ 地域猫へにほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へにほんブログ村 猫ブログ MIX三毛猫へ
ブログリニューアル
このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
ブログについて
さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
プロフィール
カテゴリ
本 (8)
RSSリンクの表示
迷子のミーちゃん
迷子のミーちゃん表紙
先生と迷い猫
先生と迷い猫
ブログランキング
にほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病記(永眠)へ
にほんブログ村 猫ブログ 地域猫へ
にほんブログ村 猫ブログ MIX三毛猫へ
月別アーカイブ
10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  10 
検索フォーム
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
カウンター
最新記事
ページへ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク
QRコード
QRコード