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台風は動物の運命を変える(2)

「このままでは死んでしまう」

 拾うべきか悩み、カラスに近づいた。近寄って見ると、子ガラス(だと思う。ちょっとこぶりだった)とはいうものの、けっこう大きい。くちばしも鋭い。

 抱き上げたら羽をバタバタとさせ、手をつつかれそうである。

サイチョウによるトラウマ

 個人的な話だが、実は私は鳥、とくに黒い鳥が苦手だ。
 4~5歳の頃、「世界の野鳥園」的な場所で受けたトラウマに起因する。

 当時、私の身長は1メートル足らず。野鳥園には、羽を広げると1メートルをゆうに超えるでかいサイチョウがいた。そして、私がサイチョウの檻の前を通りかかったとたん、羽をばたつかせ、くわぁぁぁぁぁ! というような奇妙な声を上げ、暴れ始めたのだ。

 黄色いくちばしがパックリと開き、極彩色に縁取られた目をむきながら、黒いサイチョウが暴れる姿は、異様な光景だった。 

 以来、私は鳥が苦手だ。とくに、黒くてくちばしが大きい鳥が苦手だ。

カラスは自力で移動

 カラスを拾おうかさんざん迷ったあげく、自治体に電話した。
 あいにく午後6時を回っていたため、「鳥を捕まえにいく業者と連絡が取れない」と言われ、捕獲してもらうのは翌日にすることにした。

「カラスだからって殺されてしまうことはないですよね?」と念を押す私に、窓口の人は少し口ごもり、「そういうことはないようにしたいと思います」と、歯切れの悪い口調で答えた。

 その後、様子をうかがっていると、カラスは自力で歩いて公園を敷地を出て行き、近所の庭の広いお宅へと入り込んだ。
 「人の家になんか入って大丈夫かな?」という心配と「これで見ないですむ」という軽い安堵感が私の中に広がった。
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コメント

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No title

カラスと言えども、
同じ生き物、同じ命ですからね・・・。
でも正直私もカラスはこわいです。
そのお庭の広いお家でなんとか回復して、
また羽ばたいていってもらえたら、と思いますね。
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このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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