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台風は動物の運命を変える(3)

 翌朝起きると、大きな庭があるお宅の前の道に、カラスがうずくまっていた。
 気づいたお宅の方が、敷地外へと出したのか、自力で道路まで出てきたのかは分からない。

 近寄ってみると、かすかに羽が波打っているので息はしているらしい。
 しかし、声をかけても目はつむったまま。

 明らかに昨夜より弱っている。車が通ってもよけることもできないらしい。

 ふたたび「このままでは死んでしまう」という思いがよぎった。が、昨夜の自治体窓口の人の口ぶりも気になった。
「もう一度電話したら、駆除されてしまうのではないか」・・・。

そう考えていたとき、かつて野鳥を拾ったときに鳥獣保護センターなる都道府県が持つ施設に電話したことを思い出した。

「あそこなら保護してくれるかもしれない」

 ネットで電話番号を調べ、鳥獣保護センターに電話すると、担当者がすまなそうにこう言った。
「条例で鳩とカラスは保護対象から外れているんです。そのため保護はできません。それに野鳥はえさをとれなくなるとすぐに衰弱しますから、治療が必要と思いますがカラスを見てくれる動物病院は無いと思います」

 そして、「野生動物だからそうやって淘汰していくのも運命と受け入れることも大切」というような主旨のことを言った。 

朱鷺との格差
 
 そんなことは、私も分かっている。自然の世界では、弱い者が淘汰されるのは百も承知。
 でも、カラスの生態系を変えたのは人間じゃないか。それを都合の悪いときだけ「野生の動物だから」と言っていいのか? 

 その朝ちょうど、「佐渡島の朱鷺が元気に成長している」とのニュースを見たところだった。
 「絶滅しかけの鳥だと、えさを食べたり巣から出るだけで大喜びされ、増えすぎたカラスは保護もしてくれないのか」 

 どちらも同じ命なのに。もとは朱鷺だって野生の動物じゃないか。人間が自然を破壊したせいでカラスはこんなにも増えてしまったのに(なぜカラスが増えたのか)。
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このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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