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老いた動物と暮らすということ(5)

 それはとても悲しい発見だった。
 そして同時に、とっても大事な発見だった。
 
 春がめぐってきても、駐車場で日向ぼっこするミーちゃんに会えないこと。
 夏が来ても、庇の下で涼むミーちゃんに会えないこと。
 秋が来ても、さらにウエストが太くなったミーちゃんに会えないし、冬が来ても電気マットに潜るミーちゃんに会えないこと。

 そんな言ってしまえばどうでもいいようなことがこんなに悲しくということ。たあいも無い出来事がこんなにも自分の幸せを左右していたのだということ。そんな大事なことを私はミーちゃんがいなくなってはじめて知った。

老いた動物と暮らすのは幸せなこと
 
 ミーちゃんとの別れが青天の霹靂だったとしたら、老いた動物と暮らすということは、少しずつ別れを意識し始めることだ。

 それは心配事がひとつ、またひとつと増えることであるし、以前はしなくてもよかった苦労や世話が増えていくということ。
 いつか終わりが来る明日を意識し、今日の幸せは永遠には続かないことを受け入れる準備をすること。

 そして、そんなふうに心配したり、世話をしたり、愛おしいと思えるほど大切な存在がずっと自分のそばにいてくれたありがたさに気がつくことだ。

「たくさんの幸せを与えてくれている」存在を日々実感できるということは、ほんとうにほんとうに幸せなことだと思う。

ミーちゃんもまたどこかで
 
知人宅の猫 そんな動物が与えてくれる幸せを教えてくれたミーちゃん。今もどこかで、電気マットにくるまりながら、春を待っているだろうか。
 だれかに世話されながら、たくさんの幸せを返しつつ、ゆっくりとした老後を過ごしているだろうか。

※写真は知人宅の猫。周囲が明るすぎるとき、よくミーちゃんもこうやって両目をふさいで昼寝していた。 

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コメント

Secret

ミーちゃん

みーちゃんさんのコメントを読んで、うるうるしてしまいました。
どれだけ時が経っても、いっしょに暮らしていたかけがえのない存在のことは忘れられないですよね。
10歳のお姫様も、いつまでも元気でいますように。
そしてミーちゃんも、どこかでだれかに幸せをそそいでいますように!

No title

今回の記事は本当に心に染みます。
うちは、2年2ヶ月ほど前に1匹見送って、
今はもうすぐ10歳のお姫様が一人っ子状態です。
一緒に暮らしている時から大切に想っていましたが、
いなくなって改めて、どんなに暖かくかけがえの無い存在だったのか思い知らされました。

動物と一緒に暮らせるというのは、
本当に本当に幸せなことですよね。
ミーちゃんもきっとどこかで、誰かに幸せを注いでくれていると思います。
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このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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