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ケフィ、虹の橋のたもとへ(2)

かくれんぼしながら走り回った河川敷 車の後部座席に運び込む最中にも大量のおしっこをした。ぐったりとして動かない。
 運転している間、私は、怖くて後ろを振り返ることができなかった。いつもはくるんだブランケットが盛り上がったり沈んだりしていた。

「でも、今日は?」

 もしかしたらブランケットはまったく動いていないのかもしれない。そう思うと、怖くて振り返ることができず、ひたすら動物病院を目指した。

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幸せな最期

 正月明けの動物病院には患者がぎっしりだったが、優先的に診察をしてくれた。獣医師が車に乗り込み、聴診器を当て、心臓や呼吸を確認する。

「もう・・・心臓も止まっていますし、息もしていないですね。おそらく家を出るときには亡くなっていたと思います。残念ですけど時間も経ってますし、今からできることはちょっと無いかな、と思います」(獣医師)

 そして診察室へとケフィを運び、院長も来て確認。やはり診断は変わらなかった。院長はケフィの肝臓部分のしこりを触り、こう言った。

「この大きさの癌があって、ここまで生きたんだからケフィはうんとがんばった。もし今日、もっと早く病院に来ていても結果は同じだったでしょう。あっと言う間で苦しまなかったし、お家で家族に見守られていちばん楽で幸せな最期でした。この寒さだから1~2日は大丈夫です。処置をしてお返ししますので、お家で一緒に過ごしてあげてください」

最後のブラッシング

毎日のようにボール投げして遊んだ公園 家に戻り、ブラッシングをし、体をきれいに拭いた。いったい何千回、何万回、こうしてケフィの体をブラッシングをしたことだろう。これが最後のブラッシングになる。

 以前はふさふさだった黄金色の被毛は、ここ1年で毛が細り、うんと薄くなった。リンパ腫の影響もあってあちこちにハゲがあるし、老犬性のおできもたくさんできた。パンパスグラスのように立派だったしっぽの毛も抜け落ち、芯が透けて見えるほどみすぼらしくなった。

 どれもこれもケフィができるかぎりの力を振り絞って、それだけ長い間、私のそばにいてくれた証拠だ。

「こんな体になるまでずっとがんばってくれて、ありがとう。ケフィ」

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このブログは「ミーちゃんを探して」を2017年2月20日にリニューアルしました。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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