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クローン犬はケフィなのか?(2)

「待ちきれないよ」と車のなかで退屈顔 生き物の性格(キャラクター)を決定するのは遺伝子だけではない。環境要因も重要だ。
 持って生まれた遺伝子に、周囲の環境や人のかかわり、さまざまなものが関係して、「そのコらしさ」ができあがる。
 ケフィが、「ほかのだれでもなくケフィである」のは、私と一緒に紡いできた宝物のようなたくさんの時間があったからだ。

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子犬の頃は

 子犬の頃、「今だけはやめて!」というタイミングでトイレをしてくれたケフィ。私が仕事に行こうとした瞬間に、うんちをはじめ、それを踏みつけた足でじゃれつかれ、私がうんちだらけになったこともあった。
 帰宅時には、「帰って来た!」とはしゃぐケフィが、やはりうんちを踏みまくり、うんちまみれの体であちこち触るので、家中がたいへんなことになったこともたびたびだった。

 でんすけと遊ぼうとケフィが追いかけ、サイドボードの上に避難したでんに飛びつこうとした勢いでサイドボードのガラス扉を割ったこともあったし、椅子の脚やらラグマットやらを食べてしまい、お腹を壊したこともあった。

数え切れない思い出

トレッキング中の突然の雨 初の旅行先では、ドッグランで四匹のトイプードルに追いかけ回され、噴水に飛び込む騒ぎがあったし、最初に泳ぎの練習をしたときには手足をバタバタさせすぎて、おぼれかけ、慌てて救った。

 公園を走り回っていて側溝を飛び越え損ねて中に落下したことや、川沿いを散歩してときには重なった芦の間からケフィが川に落ち、決死の覚悟で引き上げたこともあった。帰り道、ドロドロの犬を泥だらけの人間が連れているので道行く人はみな振り返っていた。

 おつかい先で外につないで待たせておくと、店から私が出て来るまで吠えまくり、私の姿が見るや否や、二本足で立ち上がって、ぴょんぴょん飛びはねて私に抱きつき、「会いたかった!」と大歓迎。

 極めつけは郵便局での出来事だ。つないでいたリードが外れてしまい、私を追って局内に侵入。窓口にいた私に後ろから抱きついてきて私が悲鳴を上げ、局中が大爆笑の渦となった。

 でんが亡くなった後は一生懸命でんの姿を探して歩き、私が泣いていると側に来てそっと寄り添ってくれた。


クローン犬には引き継げない

 そんな毎日の積み重ねや、たあいもないやりとりが、私とケフィの絆を深め、ケフィの性格をつくっていった。
 そうしたケフィとの関係性や記憶のひとつひとつは、クローン犬には決して引き継げない。そして、共有してきた時間や思い出がなければ、やっぱりそれは宝物のような時間をくれたケフィではない。「ケフィとは別な犬」でしかないのである。
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さいたま市岩槻区で地域猫として住民に愛されていた三毛猫の「ミーちゃん」。 このブログはまず、2008年に行方不明になったミーちゃんの情報収集のためにつくられました。 […続きを読む
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